ロジカルトランスフォーメーション(LX)とは、仕事のロジカル化のこと
ロジカルシンキング、と聞いてどのようなイメージをお感じでしょうか。
結論から言う、3つに絞って伝える、分かりやすく筋道を立てる。
そのようなことかと存じます。
実はロジカルというのは、もっと幅が広い概念です。
ロジカルの要素はたったの4つなのですが、どのような構造なのか、どのような順番で考えるのか、によって問題解決思考、仮説思考、論点思考、論理推定(フェルミ推定)、戦略思考など、あらゆる情報整理とその確認に応用が可能です。
ロジカルは単なるコミュニケーションの道具ではない、ということです。
弊社では、ロジカルについて研修を通じて学ぶことで、仕事の進め方を合理化し、無駄を省いて時間の節約を行うことをロジカルトランスフォーメーション(LX)、と呼んでいます。
LXとは仕事のロジカル化、といってもよいでしょう。
そのための弊社の具体的な提供サービスは論理思考、問題解決思考、仮説思考、論点思考、クリティカルシンキング、戦略思考といった分野の研修やワークショップ、アセスメントや個別指導です。
これら研修などのサービスを、お客様企業の状況とご要望に従った形式で、しっかりと提供してまいります。
そのような研修やサービスは、すでに世の中にたくさんあるのではないか?
そうおっしゃる方もいます。ただ、それは本当でしょうか。
もし本当にロジカルに関する充分な研修などのサービス提供がなされているならば、企業・組織の中で論理性を欠いたコミュニケーションや意思決定が行われなくなっていくははずです。
ですが、実態はそうはなっていないように見受けています。
例えば、「それじゃないよ」、「どういう意味か」、「分かりづらいな」、「なんでそれをやるのだろう」、「ほんとうなのかな」、「他にはないのか」、といった疑問を感じるようなコミュニケーションや資料、意思決定は、ないでしょうか。
実はけっこう、あると思います。
であれば、私たちがサービス提供する価値や意義はある。そう考えています。
本質的で分かりやすい、仕事で使える「ロジカルなスキル」を新人から経営幹部の方まで理解、実践していただけるような、新しい形の研修をご提供してまいります。
もう少し具体的にご説明いたします。
-ロジカルの要点は4つだけ–
ロジカルに考えるのは難しいと、感じることがあるかもしれません。
実は難しくありません。
難しければ現場で使えないでしょう。
学習、実践すべきことは以下の4つだけです。
1)合目的:目的に合っているか
2)構造化:何本柱、何段階といった構造で表せているか
3)論拠 :理由とその背景である事実は明確か
4)網羅 :漏れなく視点や情報を集めているか
–ロジカルは「できていないときの状態」を知っておくことが重要–
分かってます、知ってます、という人も多いのがロジカルです。ですが、最も大切なことは「できている」ことです。
できていない状態はシンプルなので、確認して直すべきは直したほうがいいです。
自分のなか、あるいは相手にとって、以下のようなことが無いようにしましょう。
1)合目的ができていない場合:「それじゃないよ」、「目的がよく分からないな」、「何の意味があるのだろうか」
2)構造化ができていない場合:「まとまってないな」、「長いな」、「何がいいたいのだろうか」
3)論拠ができていない場合 :「ほんとうなの?」、「理由は?」
4)網羅ができていない場合 :「それだけなの?」、「他にないの?」
–ロジカルは実技なので慣れと訓練が必要–
実技は「分かる」だけでなく「できる」ようになることが重要です。
研修でいえば、グループワークで分かった気になって終わり、というのは避けたほうがよいです。
弊社の研修では個人ワークを充実させて「分かったつもり」を避けられるよう、工夫しています。
また、研修後の職場実践を促す仕組みも取り入れ、ロジカルが定着するまでの伴走を心がけております。
そして組織の中でロジカルが定着するように受講者の上長、上位職者も巻き込んだ施策を提供しております。